我が家に母の日は来ない

 

昨日、娘の通っている学童の先生から「今日はみんなで、母の日のお手紙を書いたんですよ〜」と言われました。

 

「娘さんが書いた言葉に、私、感動してしまって。お母さんも読んだらきっと喜ばれますよ〜」と先生は、目を輝かせながら教えてくれたんです。きっと先生も、私を喜ばせようとしてくれたんでしょう。

それが伝わってきて、私も嬉しくなって。

「そうなんですか〜!楽しみです」とかなんとか言っちゃって、「いや〜嬉しいなぁ」とちょっと大袈裟なくらいデレデレしていたわけです。

 

 

娘が一生懸命書いてくれた手紙。

どんな言葉を選んで書いてくれたんだろうと想像するだけで、期待感をつのらせていく私。

 

でも、その話を横で聞いていた娘は、なにやら浮かない顔で。

たしかに、この時「おや?」とは思ったんですよね。

 

 

で、帰宅してから娘がランドセルを開けるのをチラチラ見やりながら、今か今かと待っていました。

 

何かをランドセルから出してこちらに向かってくる娘。

手紙をもらう心づもりをする私。

私の横を通り過ぎてゆく娘。(え?)

娘の背中を目で追う私。(まさか)

 

 

娘は夫の前で止まると、満面の笑みで言ったんです。

 

 

「はい、これ。母の日のお手紙。パパのだよ」

 

 

手紙には、こう書かれてありました。

 

 

「いつもありがとう。だいすき♡」

 

 

そうだよね。大好きは、一番大好きな相手に言いたいよね。

わかるよ。わかるけど。

「母の日っていうのはね、お母さんに感謝を伝える日でね。あなたのお母さんはね、そちらのパパではなくてこちらのママなんだよーーー」思わずそんなことを言いたくなるような現実が待っていたのでした。

 

そりゃぁ、私ってメンタルがへなちょこなんで、一般的に言われるような人間らしい生活がままならない時もあって。不安定極まりないんです。

だから、だから(これから言い訳します)、母らしいことができない日だってあるんだ。

でもね、生物学的には私が母であることは間違いないんだよ。

 

 

子どもって正直じゃないですか。心で物事を判断する生き物だから。

娘にとっては、夫は母であり父なのでしょう。

 

 

だから我が家に母の日は来ない。

我が家には、父の日が2回来ます。